仮想通貨初心者が販売所ではなく取引所を利用した方がいい理由

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仮想通貨の取引を行う場所には「取引所」と「販売所」があります。
販売所は仮想通貨の販売価格が決まっており、支払いさえ済ませればすぐにコインを手に入れる事ができます。

価格が常に変動する取引所と違って特に初心者の方は購入しやすいのではないでしょうか。

しかし、販売所だけを利用するということはその分購入金額が高くついてしまっていることになります。
一回分の金額はわずかかもしれませんが、何度も取引を行っているとバカにできない金額になります。

今回はこうした販売所利用のデメリットと、おすすめの海外取引所について解説していきたいと思います。

目次

目次

販売所の利用をおすすめしない理由

仮想通貨販売所の特徴は以下になります。

・スプレッドが取引所に比べて大きい※1
・価格は販売所によって決められている
・割高でもお金さえ出せば確実に売買可能

利用者同士のオークション形式で売買される取引所に対し、販売所は業者側ですでに保有しているコインを業者の言い値で販売する形です。
その為、購入価格は基本的に取引所に比べて割高になりますが、お金を出せば確実に購入できます。

つまり、多少割高でも今すぐにそのコインを手に入れたいという場合には、取引所よりも販売所が向いているのです。
しかしここでもう一つ気を付けなければならないのは「スプレッド」です。

取引所に比べて販売所はスプレッドが大きい場合がほとんどなので、購入したはいいですが次に売却する際には、なかなか利益が出にくく赤字になりやすい傾向があります。

※1
スプレッドとは売買を行う際の価格差の事です。
例)
購入時:1BTC=120円
売却時:1BTC=100円

この場合のスプレッドは20円ということになります。
スプレッドが小さければ「購入金額<売却金額」を狙って売買利益を出しやすいですが、スプレッドが大きいとこれが難しくなります。
なぜなら、BTCの価格が仮に20円上がった場合、取引所で購入していればすでに売却して利益を確定させられたところ、販売所で購入した場合はスプレッド分があるので売却しても手数料分損をしてしまうからです。
[/aside]

販売所価格

こちらはビットフライヤーの販売所価格です。
(6/25のものです)

ここでは、ビットコインの購入価格が688,745円に対し売却価格が672,120円です。
もし、ここでビットコインを購入してすぐに売却したとすると、差額の16,667円が損失になります。
この損失を出さない為には最低でも売却価格が今より16,667円上昇しなければならないのです。

では、次に取引所の板を見てみましょう。

取引所板

上記は先ほどの販売所の画像とほぼ同タイミングでスクショした取引所の板です。
黄色い枠の「681,197円」が売りの最安値となりますので今すぐ購入できるもっとも安い価格になります

それに対し水色の枠の「680,722円」は買いの最高値ですので、今すぐ売却する際のもっとも高い価格になります。

例えば今681,197円で購入してすぐに売ると680,722円で売れるので、その差額475円が損失になります。
ではここで利益を出す為には、価格が475円以上上昇してから売却する必要があります。

もうわかりましたよね。
販売所では価格が16,667円上昇しなければならないのに対し、取引所では475円上昇すれば損失にはならないのです。
ですから仮想通貨取引において、販売所から購入するということはその時点でかなり大きな損失を背負っているようなものです。

これが、スプレッドの大きな販売所を利用するのをおすすめしない理由です。

販売所ではスプレッドの他に手数料を取られるところがあります
その場合、購入時のスプレッド以上にコインの価格が上昇したとしても結果的にマイナスとなってしまう場合があるので注意しましょう。
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補足
販売所はスプレッドが大きいので取引所の利用をおすすめしますが、販売所で購入したからと言って利益を出せないという事ではありません。
仮想通貨取引を初めて行う方などは、いきなり取引所だと感覚がつかめなかったりしますので、購入しやすい販売所からスタートしても問題ありません。
仮想通貨取引を感覚的に理解できてから、取引所デビューしてもいいでしょう。[/aside]

アルトコイン取引は海外取引所がおすすめ

アルトコインの売買を行う際には、海外取引所の利用がおすすめです。
なぜなら、国内取引所で取り扱っているアルトコインの種類はとても少ないからです。

補足
アルトコイン=ビットコイン以外の仮想通貨の事です。

なぜ国内取引所にアルトコインの取り扱いが少ないかというと、日本の取引所は金融庁が認可した「ホワイトリスト」に登録されているコインしか取り扱ってはいけないという決まりがあるからです。

※ホワイトリスト登録通貨
ビットコイン/BTC
ビットコインキャッシュ/BCH/BCC
イーサリアム/ETH
イーサリアムクラシック/ETC
リップル/XRP
ライトコイン/LTC
ネム/XEM
モナコイン/MONA
カウンターパーティー/XCP
ザイフ/ZAIF
ぺぺキャッシュ/PEPECASH
フィスココイン/FSCC
ビットクリスタル/BCY
ストレージコインエックス/SJCX
ゼン/Zen
ネクスコイン/NCXC
カイカコイン/CICC
キャッシュ/QASH
コムサ/CMS
リスク/LISK

※最新情報は金融庁で確認してください。

ちなみに現在、国内取引所でもっともアルトコインの取り扱い種類が多いのはZaif(ザイフ)です。

海外取引所なら100種類以上のコインが取引可能

国内取引所で取り扱っているアルトコインの種類が20種類以下なのに対し、海外の取引所には100種類以上のアルトコインを取り扱っている取引所があります。

海外取引所で代表的なのが「BINANCE(バイナンス)」です。
BINANCEは中国の取引所で、2017年12月には取引高が世界一位になっています。
他の取引所にはない貴重なアルトコインを取り扱っていることから、仮想通貨中級~上級者に特に人気があります。

今後仮想通貨取引をどんどん行っていこうというのであれば、登録しておいて損はありません、もちろん無料で登録できます。

BINANCE公式サイト

その他のおすすめの海外取引所

これから海外取引所の利用を考えている方の為に、おすすめの取引所をご紹介します。
※BINANCE(バイナンス)以外です。

BitMEX(ビットメックス)

bitmex
BitMEX(ビットメックス)は8種類のアルトコイン取引ができます。
数は少ないですが、最大100倍のレバレッジをかけた取引が可能です。

BitMEX公式サイト

Bit-Z(ビットジー)

bit-z

Bit-Z(ビットジー)はBINANCE(バイナンス)と同様に数多くのアルトコインを取り扱っています。
日本語対応しているインターフェイスが使いやすいです。

Bit-z公式サイト

HitBTC(ヒットビーティーシー)

hitbit
230種類以上のアルトコインを取り扱っているHitBTCは、本人確認不要やハードフォークコインの取り扱いで人気があります。

現在HitBTC(ヒットビーティーシー)は日本居住者に対するサービスを停止しています。[/aside]

HitBTC公式サイト

COBINHOOD(コビンフット)


COBINHOOD(コビンフット)は台湾の取引所です。
手数料無料でレバレッジ10倍の取引が可能なほか、今後日本国内での仮想通貨交換業者登録も目指しているところです。

COBINHOOD公式サイト

Cryptopia(クリプトピア)

cryptopia

Cryptopia(クリプトピア)は60種類以上のコインを取り扱っています。
本人確認なしで利用でき、ICO直後の上場コインが注目されています。

Cryptopia公式サイト

まとめ

仮想通貨初心者の方は、まずは販売所から慣れていってもいいですが、できるだけ早めに販売所→取引所への移行をお勧めします。
販売所のみの利用で売買利益を出すことは簡単ではありません。

また、ビットコイン以外のアルトコイン取引は、取り扱い種類が圧倒的に海外取引所の方が多く、レアなコインの中には短期間で大きく価格を上昇させるものもあります。

海外取引所ははじめはなかなか手を出しにくいイメージがありますが、慣れてしまえばどこの取引所でも基本的なところは変わりません。
いきなり取引を行わなくても、まずはアカウント登録をして取引所の中身を見てみるところから初めてみてはいかがでしょう。

暗号通貨おすすめ取引所

コインチェック

会社名 コインチェック株式会社(英語表記:Coincheck, Inc.)                           
住所 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F
設立 2012年8月28日
資本金 385百万円
代表取締役 蓮尾 聡
暗号資産交換業の登録番号 関東財務局長第00014号
加入協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

一般社団法人日本ブロックチェーン協会

一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会

一般社団法人Fintech協会

特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会

取扱通貨 「BTC」「ETH」「ETC」「LSK」「FCT」「XRP」「XEM」「LTC」「BCH」「MONA」「XLM」「QTUM」「BAT」「IOST」「ENJ」

ネット証券などを運営しているマネックスグループの傘下に入ったことで、セキュリティレベルは大幅に向上しています!

2021年にはモバイルアプリダウンロード数「410万」を突破しており、登録者数はグングン上昇しています。 他の取引所と比較しても、ここまでたくさんの通貨を取り扱っているのは、Coincheckのみ。 最近でも、取引所へのハッキングはしばしば見受けられていますので、運営元がしっかりしている取引所を選ぶのは非常に重要です。 もともと金融業を営んでいる「マネックスグループ」がバックについているので、Coincheck(コインチェック)は他の取引所と比較した場合でも、安全性が高いと言えるでしょう!

コインチェック

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その他の仮想通貨取引所に関する情報は関連記事「【徹底解説】仮想通貨取引所のおすすめや手数料の違いは?」でご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

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