【徹底解説】仮想通貨取引所のおすすめや手数料の違いは?

ビットコインの予測

仮想通貨の取引所は、仮想通貨を売りたい人と買いたい人が集まって売買をする場所です。
取引所以外にも仮想通貨のやり取りを行う場所は方法はありますが、取引所を利用したやり取りがもっとも一般的な方法と言えます。
株やFXの取り引きを行ったことがある方であればその感覚はわかりやすいかもしれませんね。
しかし、仮想通貨の取引所はそれらともまたちょっと違った一面があったりします。
これから仮想通貨の取引をはじめようと考えている方も、すでに取引を行っている方も、こちらの記事では仮想通貨の取引所についてできるだけわかりやすくご説明いたしますのでご覧ください。

目次

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仮想通貨の取引所とは

 ビットコインと円
取引所は仮想通貨を売りたい人と買いたい人とマッチングさせてくれる場所のようなものです。
仮想通貨は個人間でのやり取りも可能ではありますが、自分が売りたい時に買いたい人、あるいは自分が買いたい時に売りたい人がすぐそばにいるとは限りません、というかそんな状況まずないでしょう。
だからといっていきなり街中で「仮想通貨いりませんか?」なんて声をかけようものなら詐欺師かおかしな人と思われておしまいです。
しかし、取引所には仮想通貨を売りたい、あるいは買いたいのいずれかの希望を持っている方しかいませんので、お互いの条件さえ一致すればすぐに取引を成立させることができます。

取引所の取引画面

実際に仮想通貨の取引所の画面を見てみましょう。

取引画面

こちらはビットフライヤーという取引所のビットコインの取引画面です。
初めてご覧になる方は何がなんだかわかりませんよね。
まず一番左にある表のようなものが、リアルタイムで行われている取引の内容です。
次に真ん中にある表のようなものですが、こちらは現在の売買可能価格を表示しています。
まず、黄色い枠で囲ってある部分が「売り板」と言ってビットコインを売りたい人の価格を表示しています。
次に青色の枠の方は「買い板」と言ってビットコインを買いたい人の価格を表しています。
この表の場合だと、1BTCあたり1,029,993円で購入可能という事が、赤枠の部分の情報から読み取れます。
逆に赤枠の一段下にある情報から、1BTCあたり1,029,100円で売る事が可能という事も読み取れます。
この時、購入単位は1BTCではなくても構いません。
購入最小単位は通貨や取引所ごとに異なりますので事前にチェックおきましょう。
ちなみにビットフライヤーのビットコインは0.001BTCから購入することができます。
もし上記の表の価格で取引する場合は、約1,030円から購入することができるという事になります。

取引所のアカウントや口座開設方法

仮想通貨の取引所を利用して取引を行うには、まずアカウントを作成する必要があります。
仮想通貨の取引所を決めたらWEB上からメールアドレスなどを入力して情報を登録しましょう。
仮想通貨の取引所で取引を行うにあたっては、必ず本人確認書類が必要になりますので、取引所の案内に従って必要情報や書類を送ります。
必要な情報がすべてそろって登録が完了して初めて取引を行うことが可能な状態になります。

取引所で仮想通貨を購入するには

ビットコインの世界
取引所のアカウント登録が完了したら実際に取引を行う事ができますが、初めての方は仮想通貨を持っていませんので、購入するところからスタートです。
仮想通貨を購入する為のお金は一度取引所の自分の口座に入れて、そのお金を利用して仮想通貨を購入するという事になります。
口座への入金方法は取引所によって異なりますが、主に取引所と提携している銀行を利用します。
取引所に口座を登録して利用するパターンもあれば、インターネットバンキングを利用するパターン、銀行ATMから入金するパターンなどがあります。
取引所によっては手数料がかかるところとかからないところがあるので、そうした好みによって取引所を選んでも良いでしょう。
ちなみに、クレジットカードで仮想通貨を購入する事が可能な取引所もあります。

注文方法の種類

口座に入金して仮想通貨を購入できる状態になったら、あとは金額や数量を決めて注文を入れます。
この際、いくつかの注文方法がありますので一つずつ見ていきましょう。

指値注文

取引所の取引画面で、仮想通貨を購入したい金額を自分で入力、あるいは表示されている価格をクリックして希望購入価格を指定した注文の方法を指値注文と言います。
仮に現在の価格より低い金額で指値注文した場合、その金額まで仮想通貨の金額が下がると購入注文が入る仕組みです。
逆にいうと価格が下がってこなければいつまでも購入することはできません。

逆指値注文

逆指値注文は指値注文の売却バージョンと考えてください。
「この価格まで下がったら買う」というのが指値なので、売る場合は「この価格まで上がったら売る」というのが逆指値注文です。
取引所によってはリミット売り/買いといった表現をされている場合もあります。
ただし、こちらも指値の時と同じように指定した価格まで上がらなければいつまでも売る事ができません。

成行注文

成行注文は指値や逆指値のように価格を指定せずに注文を入れる事です。
指値や逆指値は指定して価格にならないと注文ができませんが、成行の場合は価格を指定していないのですぐに取引が成立します。
ただし、価格を指定しない分やや高い価格で購入してしまったり、安い価格で売却してしまうということになります。
じゃあなぜそんな損をする注文方法があるのかというと、価格は気にしないからとにかく今すぐ仮想通貨を購入したい、あるいは売却したいという時に使う注文方法だからです。

取引所によって扱っている通貨の種類が違う

仮想通貨にはいくつもの通貨の種類があります。
通貨によって価格なども違いますので、欲しい通貨を自由に購入して売却することができますが、すべての取引所ですべての通貨を取り引きできるということではありません。
例えばビットコインのような有名な通貨ならほぼどの取引所でも取り扱っていますが、それ以外の通貨となると扱っているところとそうでないところがありますので、もし特定の通貨を取り引きしたいのであれば、取引可能な取引所を利用する必要があるのです。

主な取引所の取扱通貨

日本国内の取引所の取り扱い通貨をまとめてみましたのでご覧ください。

■bitFlyer
・ビットコイン
・ビットコインキャッシュ
・イーサリアム
・イーサリアムクラシック
・ライトコイン
・モナコイン
■GMOコイン
・ビットコイン
・イーサリアム
・ビットコインキャッシュ
・ライトコイン
・リップル
■SBIバーチャルカレンシーズ
※2018/3/12現在サービス開始準備中
・ビットコイン
・イーサリアム
・リップル
・SBIコイン
■coincheck
・ビットコイン
・ビットコインキャッシュ
・イーサリアム
・イーサリアムクラシック
・ファクトム
・リップル
・ダッシュ
・ライトコイン
・ネム
・モネロ
・オーガー
・ジーキャッシュ
・リスク
■DMM Bitcoin
・ビットコイン
・イーサリアム
・ネム
・リップル
・イーサリアムクラシック
・ライトコイン
・ビットコインキャッシュ

どの取引所もビットコインとイーサリアムは取引が可能ですね。
また、coincheckがもっとも種類が多い13種類の通貨が取引可能となっています。
いろいろな通貨の取引をしたいという事であればcoincheckが良い、とも考えられますがSBIコインやモナコインはcoincheckでは取り扱っていないので利用できません。
ですから、どうしても取引したい通貨が他にない場合はその取引所を利用するしかありません。
とは言っても仮想通貨の取引を始めて行う方やスタートして間もない方はいきなりそんなマニアックな通貨の取引を行う事はないと思いますので、こだわる必要はないでしょう。
それよりも、はじめは入金時や取引時の手数料が安いところで取引に慣れる事の方がおすすめと言えます。

金融庁認可業者とみなし業者の違い

金融商品取引法
仮想通貨の取引所を運営している業者には、認可業者とみなし業者の二種類が存在しています。
この二つの業者についてそれぞれ解説していきます。

認可業者とは

仮想通貨の交換事業を行っている業者の中には、金融庁に登録申請をして認められている認可業者がいます。
認可業者になると登録番号が発行されます。

■仮想通貨交換業者登録一覧

・株式会社マネーパートナーズ
・QUOINE株式会社
・株式会社bitFlyer
・ビットバンク株式会社
・SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
・GMOコイン株式会社
・ビットトレード株式会社
・BTCボックス株式会社
・株式会社ビットポイントジャパン
・株式会社DMM Bitcoin
・株式会社ビットアルゴ取引所東京
・エフ・ティ・ティ株式会社
・株式会社BITOCEAN
・株式会社フィスコ仮想通貨取引所
・テックビューロ株式会社
・株式会社Xtheta

※平成30年1月17日現在

みなし仮想通貨交換業者とは

みなし業者とは、金融庁から認められていない業者の事です。
しかし、無届で勝手に事業を行っているということではありません。
みなし業者は、すでに金融庁へ仮想通貨交換業者として登録申請をしていますが、まだ認可が下りていない業者の事を指します。
つまり「審査中」となる訳ですが、仮想通貨のみなし業者は審査中であっても事業を継続することができます。
特にみなし業者だから認可業者と比べて何かが劣るとかそういったことはありません。
みなし業者であっても認可業者と同等の法令順守が求められているからです。
ちなみに金融庁は「みなし業者制度はいわば経過措置で、規制が入る前から事業をしていて、利用者が実際に利用している状態だ。こうした状態を踏まえた制度だ」という風に言っています。
以下はみなし業者の一部です。

・みんなのビットコイン
・Payward Japan(Kraken)
・バイクリメンツ
・CAMPFIRE
・東京ゲートウェイ
・LastRoots
・deBit
・エターナルリンク
・FSHO
・来夢
・ビットステーション
・ブルードリームジャパン
・ミスターエクスチェンジ
・BMEX
・bitExpress
・coincheck

両者の違いはほとんどない

認可業者とみなし業者には、実際に取引所を利用する側からすると特に大きな違いは感じられません。
認可業者は金融庁が認めている業者、みなし業者は審査中だけどとりあえず事業を継続してよいとされている業者。
まあ認可業者の方が安心な気はしますが、認可業者だからと言って100%リスクがないとかそういったことでもありませんので。

取引所の手数料を比較

取引所を利用するにあたって気になるのは手数料です。
たかが手数料かもしれませんが、何度も取引を行うと積み重なりますので、できるだけ手数料は安いに越したことはありません。
しかし、手数料と一言で言っても実は取引所を利用する際には、いくつかの種類の手数料があります。

まず一つは取引所の口座へ入金する際にかかる手数料、そして出金する際の手数料です。
頻繁に入出金を行わない方であればあまり気にならないかもしれませんが、それでも安いに越したことはありません。
そしてもう一つは現物取引時にかかる手数料です。
この手数料は取引を行えば行っただけかかるものになりますので、入出金時の手数料よりもこちらをしっかりチェックしておいた方がよいでしょう。

入金 クイック入金 出金 現物取引(ビットコイン)
Bitflyer 各銀行の振込手数料 324円 216円~ 0.01%~0.15%
Coincheck 各銀行の振込手数料 756円~ 400円 無料
Zaif 各銀行の振込手数料 実費 350円~756円 -0.05%~-0.01%

※スマホは横にスクロールできます。

日本国内の仮想通貨取引所おすすめは?

仮想通貨の取引所の選び方に関する基準は人それぞれです。
ですから、一概にここが一番おすすめですとは非常に言いにくいところがありますが、今回初心者の方が仮想通貨取引を始めるにあたって信頼できる業者、そしてすでに仮想通貨の取引を行っている方が新たに別の取引所を利用する際におすすめできる業者をご紹介させていただきます。

1.bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer

【bitFlyer公式】https://bitflyer.jp/ja-jp/

[aside] 【bitFlyerのおすすめポイント】
・国内最大の取引量
・三井住友海上火災保険株式会社の補償制度あり
・使いやすいシンプルなアプリ
・取扱通貨が多い [/aside]

 

運営会社 株式会社bitFlyer
総合評価
信頼性
使いやすさ
取引手数料 0.01% ~ 0.15%(ビットコイン)
入出金手数料 入金:324円

出金:216円~756円

取扱通貨 ビットコイン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/ライトコイン/ビットコインキャッシュ/モナコイン/リスク

※スマホは横にスクロールできます。

bitFlyerは日本国内最大手の仮想通貨取引所です。
利用しているユーザー数も取引量も国内最大となっています。
また、bitFlyerの株主には三菱UFJキャピタル株式会社や三井住友海上キャピタル株式会社をはじめとした大企業が名を連ねており、資金力や信頼性いずれもかなり高いといえます。
さらに、bitFlyerの盗難補償制度は三井住友海上火災保険株式会社の賠償責任保険を導入していますので、万が一の時も安心です。
シンプルなアプリは仮想通貨の取引を初めてご利用される方でもわかりやすいと人気です。
取り扱っている通貨の種類は全7種類、人気の通貨がそろっています。

bitFlyerの詳細はこちら

bitFlyer公式サイト

2.DMM Bitcoin(ディーエムエムビットコイン)

DMM Bitcoin

【DMM Bitcoin公式】https://bitcoin.dmm.com/

[aside] 【DMM Bitcoinのおすすめポイント】
・取引手数料無料
・入出金手数料無料
・スマホアプリが人気
・アルトコインのレバレッジ取引が可能[/aside]

運営会社 株式会社DMM Bitcoin
総合評価
信頼性
使いやすさ
取引手数料 無料
入出金手数料 無料
取扱通貨 ビットコイン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/ネム/リップル/ライトコイン/ビットコインキャッシュ

※スマホは横にスクロールできます。
DMM Bitcoinは、仮想通貨業者の中でも比較的後発組ですが、DMM.com証券を運営しているDMMの取引所です。
DMM FXはFX口座数国内第1位の人気サービスで、金融取引サービスを展開する大手の取引所ということで安心感があります。
また、取引手数料や入出金手数料が無料ということで一切手数料がかからないというのが大きな魅力でもあります。
さらに、国内の取引所で唯一アルトコインでレバレッジ取引ができるので、アルトコインの取引を考えていらっしゃる方にはおすすめとなります。
スマホアプリが使いやすく人気ということで、スマホでの取引をメインに考えている方にDMM Bitcoinは向いています。

DMM Bitcoinの詳細はこちら

DMM Bitcoin公式サイト

3.BTCBOX(BTCボックス)

BTC
【BTCBOX公式】https://www.btcbox.co.jp/

[aside] 【BTCBOXのおすすめポイント】
・国内でもっとも長く運営している取引所
・取引手数料無料
・仮想通貨融資あり[/aside]

運営会社 BTCボックス株式会社
総合評価
信頼性
使いやすさ
取引手数料 0.05%(ビットコイン)
入出金手数料 入金:324円

出金:400円~750円

取扱通貨 ビットコイン/イーサリアム/ビットコインキャッシュ/ライトコイン

※スマホは横にスクロールできます。
BTCBOXは2014年3月に開設した取引所で、その後2017年に金融庁の登録業者となりました。
ほぼ同時期にbitFlyerも取引所として開設されていますが、BTCBOXの方が数か月早いので、実質日本国内でもっとも古い取引所となるのがBTCBOXです。
老舗取引所ということで、取引量も非常に多く、特にアルトコインの取引が多いのがBTCBOXの特徴でもあります。
使いやすいサイトデザインに加え、多機能のチャートも人気があります。
取引手数料が無料の取引所は最近多いですが、BTCBOXには仮想通貨融資というサービスがあります。
この仮想通貨融資は、総資産の3倍までのBTCを借りることができるサービスで、最大0.1%程度の手数料を支払うことで利用可能です。

BTCBOXの詳細はこちら

BTCBOX公式サイト

4.coincheck(コインチェック)

コインチェック

【coincheck公式】https://bitflyer.jp?bf=slnoa44c

[aside] 【coincheckのおすすめポイント】
・アルトコインの取扱が豊富
・アプリもサイトも見やすくてわかりやすい
・クレジットカード決済でスピーディー
・貸仮想通貨サービスが便利[/aside]

運営会社 コインチェック株式会社
総合評価
信頼性
使いやすさ
取引手数料 無料
入出金手数料 入金:0円

出金:400円

取扱通貨 ビットコイン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/リスク/ファクトム/モネロ/オーガー/リップル/ジーキャッシュ/ネム/ライトコイン/ダッシュ/ビットコインキャッシュ

※スマホは横にスクロールできます。
bitFlyerと肩を並べるほど有名で人気なのがcoincheckです。
取引高やアプリ利用者数ナンバーワンなど、実際に多くの方が利用されているのがわかります。
初心者でも使いやすいので、初めて仮想通貨の取引をという方でcoincheckから入る方も多いですね。
やや手数料が高くなりますが、クレジットカード決済を利用すれば曜日や時間帯を気にせずに通貨の購入ができるというのもうれしいポイントです。
また、coincheckに一定期間仮想通貨を貸すことで利息を受け取ることができる貸仮想通貨サービスが利用できますので、取引をせずに資産運用を行うこともできます。

※2018年1月に起きたネムの不正送金問題により、現在Coincheckは一部の機能や登録を停止しています。
一時は倒産かとも思われたCoincheckですが、運営を継続しており2018年4月には大手証券会社のマネックスグループ傘下となり、経営を刷新するというニュースが飛び交っています。
Coincheckはサービスとしてはとても良いものだったので、今後の動きに注目したいところです。

coincheck公式サイト

まとめ

仮想通貨の取引を行う場合多くの方が取引所を利用する事になると思います。
取引所によっての違いとしては取り扱っている通貨の種類や手数料が主な違いです。
ただ、マニアックな通貨を取り引きしたいのでなければ手数料の安い取引所を選んで問題ないでしょう。
認可業者とみなし業者については実際利用するにあたってはそれほど大きな違いはありません。
ただ、初心者の方の場合は認可業者の方が安心感があるかもしれませんね。

ビットコインの予測

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