先日ご紹介した海外取引所のFCoin(エフコイン)は、「Huobi」の元CTO(最高技術責任者)Zhang Jian氏が作った取引所であることや、FCoin取引所の利益額の80%が配当としてユーザーに還元する独自トークンFTのメリットなどがある事をお伝えしました。
そんなFCoinには「GPM」というサブブランドがあり、こちらは通常のFCoinとは違ったコインが上場しています。
その「FCoin GPM」に関する情報をまとめていきます。
FCoin GPMの仕組み
FCoin GPMは公式アナウンスによると、「初期のブロックチェーンプロジェクトの開発を支援するため」とされています。
つまり、FCoinには上場しない新規のプロジェクトを「FCoin GPM」へ上場させてプロジェクトを支援するという目的があります。
FCoin GPMに上場する為の条件
FCoin GPMに上場する為には、「トークン規格がERC20」「1500ETHあるいは300万FT以上の資金調達完了」「上場の1時間前までに価格が決定している」「FCoinによる審査をクリする」という条件があります。
このようにしっかりとした決まりがあるので、なんでもかんでもFCoin GPMへ上場できるという事ではありません。
こうしたことから、一部のユーザーは「FCoin GPM」に上場したコインは高確率で価格が上昇すると見ている方も多く、FCoinへ登録をしている方も増えてきているようです。
確かに、一定の基準を満たしたコインのみを上場させているという事は、通常の取引所に無数に上場してあるコインの中から価格が上昇するであろうコインを探しだして投資するのと比べると、リスクも低く投資を行えるのではないかともいえますね。
ちなみに、FCoin GPMには上場廃止の条件もあります。
プロジェクトに次の問題がある場合、FCoin GPMは上場廃止プロセスを実施します。
1. FCoinがピラミッド計画、詐欺、マネーロンダリング、テロ資金などの疑いがあるプロジェクトの当事者に警告通知を送信した後、プロジェクト当事者が証拠を提供できない場合、または証拠を提供することができますが、プロジェクトを上場廃止する。
2.プロジェクト当事者がプロジェクト進捗報告書を2回以上提出しない場合(週に1回提出する必要がある場合)、FCoinから警告通知を受け取ります。2回目の警告通知が同じプロジェクトで発行された場合(4週間連続して進行報告書が提出されていないことを意味する)、FCoinはそのプロジェクトが公に情報を開示する責任を再開していないことをプロジェクト当事者に通知し、
3.プロジェクトの価格が15日連続して発行価格の50%を下回る場合、プロジェクト当事者はFCoinによる異常な取引価格に関する警告通知を受け取ります。同じプロジェクト(取引価格が発行価格の50%を30日連続して下回ることを意味する)について2回目の警告通知が発行されると、FCoinは公開プロセスを開始し、上場プロセスに間違いがないかどうかを判断します私的販売の偽の価格を提供するなど)。FCoinは、公的調査プロセスに参加するすべてのプロジェクトを上場廃止する権利を留保します。
4. 1日の平均取引量が15日間連続して100 ETH未満である場合、プロジェクト当事者はFCoinによる低い流動性に関する警告通知を受け取ります。同じプロジェクトで2回目の警告通知が発行された場合(平均日次取引数量が30日間連続100日未満の場合)、FCoinは、要件を満たさないトークンの流動性が低いため、 FCoin GPMリスティングの場合、プロジェクトは上場廃止されます。
5.プロジェクト当事者の広報活動またはマーケティング活動がFCoinコミュニティの利益を損なう場合、プロジェクトは上場廃止される。
6.プロジェクトにハッキング攻撃、追加トークン問題の隠蔽などの主要なリスク問題がある場合、プロジェクトは上場廃止されます。
要点を抜粋すると、「詐欺等の疑いがある」「プロジェクト進捗報告書を2回以上提出しない場合」「プロジェクトの価格が15日連続して発行価格の50%を下回る場合」「1日の平均取引量が15日間連続して100 ETH未満である場合」という条件に引っかかった場合、そのコインはFCoinからの警告を受けたり最悪上場廃止となります。
FCoin GPMの取引方法
取引通貨と手数料
FCoin GPMで売買可能な通貨は
・ETH
・USDT
・FT
この3種類ですので、このいずれかのコインを保有していればFCoin GPMに上場しているコインの取引を行う事ができます。
特にどの通貨でも取引はできるので問題ありませんが、おすすめはFCoinの独自トークンである「FT」です。
なぜなら、FTは保有しているだけで配当のコインが分配されるからです。
つまり、FTを保有していて気になるコインがあれば購入してみてもいいし、なければとりあえずそのまま保有しておいて配当を受け取る事ができ、なおかつFTの価格が上がって利益が出る可能性もあるという訳です。
FCoinの配当に関する内容は下記の記事をご覧ください。
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FCoin GPMの取引画面
通常のFCoinとFCoin GPMの取引画面は別になります。
FCoinにアクセスしたら、上部にある「GPM」をクリックします。
すると緑色の画面になりますので、下へスクロールします。
取引ペア一覧が出てきますので、右側にある「Action」の列にあるマークをクリックします。
するとFCoin GPMの取引画面になります。
左上に「FCoin GPM」と書いてあるのわかると思います。
まとめ
FCoinのサブブランド「FCoin GPM」は、FCoin独自の審査を通過したプロジェクトのみが上場できる取引所です。
基本的にはFCoinと同じですが、上場銘柄に違いがあり、新規プロジェクトが多いのでお宝銘柄を探すのには向いていると言えるかもしれません。
また、FCoin GPMではFCoin独自のトークンであるFTでの取引が可能なので、FTの配当と値上がりを狙いつつ新規通貨の投資を検討できるという事で、FCoinの人気上昇と共にこちらも注目が集まっています。
FTの配当を期待してすでにFTを保有している方は、同時にFCoin GPMの利用を検討してみてもよいかもしれません。
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